仕事ができる方に人材の育成をお願いすると、期待通りに人材を育成できないことがあります。
これはなぜなのでしょうか?
これは仕事ができる方にとっては当たり前に行動できる(理解できる)事柄がそうでない方にとっては当たり前のことではないからです。
つまり仕事ができる方にとっては、言われなくても普通に行動(というよりも教えられなくてもできてしまう)できることというのは自分自身が気が付いていない事柄が多いため、それをうまく他の人に伝えることができないのです。
適材適所という言葉があるように、仕事ができる方が必ずしも他の方に教えることが得手な訳ではありません。
もちろん仕事ができる方の中にも教えることも上手だという方がいらっしゃると思いますが、私の経験上はそうでないケースの方が多いような気がします。
このあたりが難しいところなのですが、人を使う立場の方(特に社長さん)は、こうしたことを理解した上で人材の育成にあたる必要があるのではないかと思います。