日銀の追加金融緩和

日々の暑さに日本の亜熱帯化を体中で表現(単に汗をかきまくっているという意味です)している駆け出し税理士@上場ベンチャーあがりです

今日昼過ぎのニュースで、日銀が上場投資信託(ETF)の買い入れを現在の年3.3兆円から6兆円に増額するという追加金融緩和を賛成多数で決めたというニュースが市場を駆け巡りました。

黒田総裁は「マイナス金利やあるいは量的緩和に限界がきたことは全くないと考えている」と発言していますが、追加の金融緩和を実施するということは、マイナス金利を導入しても市場が思うように反応していないということを裏付ける結果となっていると思います

政府と日銀が連携し、デフレ脱却へ向けて2%の物価上昇目標の実現を目指すという目標はわかりますが、そもそも金融政策等の経済学の理論が成立してきた時代と現代の経済・社会背景のとは別ものであり、単純に金融政策だけで消費を喚起させることはできないのではないかということにそろそろ気が付くべきです

気が付いていても他に打つ手がないので仕方なしに似たような政策を繰り返しているというのがもしかすると彼らの本音なのかもしれませんが…。

日本でお金を持っているのは主に高齢者の方であり、若年層ではありません。

個人的には相続税や贈与税を大幅に緩和して、世代間の所得の移転(特に金融資産の移転)をはかるべきだと思っています。

先日のブログにアベノミクスは「これといった実態はなく単なるムードの演出である」と思っていると書きましたが、安倍政権にはムードの演出でなはく実効性のある政策を打ち出して頂きたいと思います

記帳指導に行ってきました

日々の暑さで日中は汗だくの駆け出し税理士@上場ベンチャーあがりです

以前このブログにも記載させて頂きましたが、今日は「臨戸方式による記帳指導」で3名の個人事業主の方のところにご訪問させて頂きました。

今回は第1回目ということで、青色申告制度や帳簿の保存制度、消費税の説明などを皮切りに基本的な内容をご説明させていただくとともに現在の記帳状況について確認させて頂くのが主な内容。

3名の方とも現在の記帳の状況はまちまちでしたが、色々とお話しをさせて頂けるのはこちらも楽しいですね

今日の訪問でどこまでご理解していただけたのか正直わかりませんが、少しでもわからない点、疑問点を解消して頂き、残り3回で確定申告書の作成までご自身でして頂けるようにご説明させて頂きたいと思います

研修の夏

今日もかき氷を食べてしまった駆け出し税理士@上場ベンチャーあがりです

昨日はRAKUPAの園田正一郎さんが主宰する「ニュースレターを作る少人数講座」に参加させて頂きました。

私自身はニュースレターを作成したことはないのですが、ニュースレターの基本的な位置づけや具体的な紙面構成等がわかり、大変有意義でした

業種による部分もあるのかもしれませんが、メルマガやSNSなどの媒体を組み合わせると効果的に売上増に繋げることができるかもしれませんね

また、本日は午後からソラリア西鉄ホテルで開催された税理士会の研修に参加してきました

こちらのテーマは「平成28年度税制改正のポイント」。

13時~17時までの4時間(途中休憩3回あり)の研修でしたが、我々士業にとってセミナーや研修は「仕入」になりますので、やはり時間を作って参加しないとダメですね

というわけで、これを皮切りに様々な研修・セミナーを受講し、しっかりとした「仕入」を行うようにしたいと思います

士業の事務所はブラックが多い

最近はブラック企業という言葉が一般的になりつつありますが、実は税理士や社会保険労務士といった士業の事務所はいわゆるブラック事務所であることが多いです

意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは事実です。

士業の事務所は法人化しているところは別ですが、基本的には個人経営ですので通常社会保険には加入していませんし、待遇面(給与や福利厚生等)も一般的にはよくありません

特に福利厚生は皆無に等しいですね

もともと士業の事務所は丁稚奉公的な側面が強いですし、そもそも自分で独立開業する方は組織で働くことに不向きな方が多い(下手をすると士業の事務所勤務の経験しかない)ですからね

もしお子様や知り合いの方が個人で経営している士業の事務所に勤務したいとお話されたなら、将来独立開業を目指しておられるのでなければ一般企業に勤務するよう勧められた方がよいように思います。

「百聞は一見にしかず」と言いますし、昭和感溢れる環境で仕事をされたいのであれば問題ないのですが、実態を何も知らずに転職して後悔して頂きたくないのでこのような話をブログに掲載しました。

上記は決して士業の事務所を非難している訳ではありませんし、そうでないきちんとした事務所もたくさんあるということは重々承知しております。

ちなみに当事務所には従業員はおりませんし、現時点では雇うつもりもありませんのでご安心?下さい

写真 ↓ はお昼に食べたつけ麺です。毎度のことですが、本文とは何の関係もございません

金本監督の采配に見る感情論の危うさ

昨日ブログをアップした後に、似たような記事がヤフーニュースに掲載されて驚いた駆け出し税理士@上場ベンチャーあがりです

私は阪神ファンなのですが、昨日の金本監督の采配が酷すぎて驚いてしまいました

何と先発の藤浪投手に雨の中161球を投げさせたのです

藤浪投手が今年あまり成績がよくないことは確かだと思いますが、7回ツーアウトで藤浪投手に打席が回ったにも関わらず代打を送らずそのまま8回も続投させるとは…

これを中小企業における社長とエース社員の関係に置き換えてみると、昨年までは抜群の成績を上げていたエース社員を、今期思うような成績が上がらないため、社員と大勢の取引先がいる前で感情にまかせて一喝したようなものです。

成績(会社でいうと業績)不振でイライラがたまっているのはわかりますが、感情論では何も解決しません

ある意味晒し者にされた藤浪投手だけでなく他の選手のモチベーションも下げてしまう可能性もありますからね。

監督の役割は、中小企業の社長に例えると自社の属する市場、自社の戦力、自社の資金等を勘案し、長期的な戦略と短期的な戦術を組み立てて結果を残していくことだと思います

さらに言うと、企業でいうところの事業計画を策定し、予実管理をしっかりと行って次期以降の事業計画に反映させていくことが役割のはずです。

そういう意味で、金本監督及びコーチ陣(企業でいう経営陣)には冷静さを取り戻してほしいと思います

写真 ↓ は「落ち着く(冷静になる)」という意味で抹茶にしております