温故知新

先日気分転換に歴史小説を読んでいると「日新公いろは歌」という歌が紹介されていたのですが、ビジネスや日常生活に役に立つと思われる部分がありましたのでご紹介させていただきます。

い・・・いにしえの道を聞きても唱えても 我が行いにせずばかいなし(昔の立派な教えをどんなに学び唱えても、自分の行動に活かさなければ何の役にも立たない。)

ろ・・・楼の上もはにふの小屋も住む人の 心にこそはたかきいやしき(立派な御殿に住んでいようと粗末な小屋に住んでいようと、その人の真価は心の持ちようによって決まる)

は・・・はかなくもあすの命をたのむかな 今日も今日もと学びをばせで(明日のことは誰にもわからないので今この時を大切にすべきである)

に・・・似たるこそ友としよければ交らば われにます人おとなしき人(人は自分と似たような人と仲良くなるが、それでは進歩が望めない。自分よりすぐれた人と交わることが大切である。)

ちなみに日新公とは島津氏中興の祖と言われる島津忠良(しまずただよし)公のことです。

人間というものは時代が変わっても本質的な部分は変わらないものなのかもしれませんね。

何かの参考にしていただければと思います。